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「どうやらうまく作れたようだな。特殊能力は、何だった?」
「“鑑定スキル”だった。僕、戦えるんだろうか」
「……いや、いいものかどうかわかるのも大切なことだし。それに魔力があれば魔法も努力すれば使えるから。折角だから見せてみろ」
「どうやって見るのかな?」
「あそこに白い石の台があるだろう? あそこに載せると中身のデータが見れるんだ。行こう」
そこでカイルが僕の手を握る。
温かくて大きい手で僕は、ほんの少しだけ不安が安らいだのだった。
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