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カードを乗せると、レベルやら数字やらが現される。
僕としてはそこそこかなと思っているとカイルが小さく呻いて、
「タクミにはずいぶん沢山の魔力があるんだな」
「そ、そうなんだ。じゃあ魔法は使えるかな」
「ああ。十分に」
「あとで教えてもらってもいいかな?」
「いいぞ。タクミが危険な目に合わないように魔法を教えてやる」
「頼ってばかりで、その、ありがとう」
「……そうだな。それで俺が無償で働くような人間だと思うのか?」
そこで意地悪く問いかけてきたカイルに僕は黙ってしまう。
確かに言われてみたらそうなのだ。だから、
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