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先ほどの約束通り、僕たち二人は先ほど会った猫耳少年メルと謎の青年レイトの所に。
カイルがどことなくいやそうなのがなんでだろうと僕が思っていると、メルがレイトに、
「おい、誰だ? 僕は知らないぞ、レイト」
そんな風に聞くメルにレイトはふんわりと微笑んでから、
「許嫁です」
「「え?」」
予想外の答えに僕と何故かメルが声を上げる。
そんな僕を見てからカイルは狼耳を一瞬ぴくっと怒ったように立たせてから、レイトを冷たい目で一瞥し、
「気色の悪い冗談はやめろ。ただの幼馴染だ」
カイルがそう、答えたのだった。
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