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「え?」  誰よりも早く掃除道具を用意し、割れ散った卵を拾っていたはずが、耳を疑いたくなるセリフを聞かされた?  え? 何? 私のせいなの? 「何? 自分は悪く無いとでも思ってる訳? えー? あーやだやだ、これだからあなたはいつまで経っても商品陳列しかできないのよ」  そんな意味の分からない事を長々聞かされてたものだから、騒ぎを聞きつけた他の人がモップを片手に駆けつけて来た。 「もう、ミユキさんまたですか?」  チサトの補佐、ユウキは困ったように私を見下ろす。  その様子にチサトはあからさまに満足気だった。
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