コインランドリーから生まれたユメ？

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　私が今ここで働けているのも店長のお陰。

　身寄りのない私にとって、藁にも縋るほどに有り難かった採用だったから、こんな事で辞める訳にはいかない。

　だからこそ、こんな意地悪にも耐えているのだ。

　でも流石に今日は辛い。

　お客様という大勢の人に見せしめにされるのは、他のことを我慢しても辛い。
　それでも、こうして一人でも自分の事を理解してくれる人がいる以上、辞めるなんて言う考えを何とか抑え、何とか乗り越えてーーーー

　今に至る。

　子供でもないのにブランコに乗って、揺れて揺れて、思い切り揺れて飛び降り、その勢いのまま思い切り腕を振り上げた。

　くよくよしてても仕方ない、明日はもしかしたら良い事あるかもしれないし。