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「やっぱり、綺麗だな。赤ん坊みたいだ」
どこを見ている。指で広げられて、シャワーが直に当たっている。しゃがみ込んだ藤原が、そこにキスしていた。
「ば、バカ」
名護といい藤原といい、そんなところに、キスできるものなのか。そこは、普段は排泄にしか使用しないものだ。
「すげ、きゅっと締まった。可愛い」
「汚いから、止め!」
でも、体がビクリと反応していた。藤原の舌が触れると、ぞわぞわと体の奥が動く。立っていられずに、壁に手をついた。
「汚くないよ。見せたいくらいだ。桃色でピクピクしていて」
感想を言わないで欲しい。湯舟にも入っていないのに、のぼせてしまいそうだった。
「弘武、力を抜いて。奥まで舐めさせて」
「待った!」
そんな事をされてたまるか。
でも、喧嘩なら負けない自信はあったのに、藤原を突き放せない。
「待ったなし!」
「そんな……藤原、ダメだって」
でも力が入らない。藤原にされるままに、舐められてしまっていた。
第十九章 さよならは知っている
せっかく風呂があったというのに、入る前に藤原に妙な場所を舐められてしまった。
「藤原、ダメだって」
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