第十七章 電光石火 二

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「天神区にはワクチン接種。四区にも順次ワクチン接種」  このワクチン認証されているのかと心配していたら、ホーは金で解決していた。 港地区と、他の天神地区の病院にも、正規ルートでワクチンと抗生物質が用意された。  これで、大丈夫だろう。 俺も腹が減っていたので、名護の家の冷蔵庫を漁ってみた。 「名護、夕食は何がいい?」 「あるものは使っていいですよ」  あるものは限られているが、冷凍うどんがあったので、冷やしきつねうどんにしてみた。  それと、出汁巻卵、冷凍ほうれん草のおひたしであった。 「名護、夕食、できたよ」 「おいしそうですね」  二十四時間は、何が起こるか分からない。 ここで、交互に起きているしかないか。
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