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3日後
王都で勇者召喚が行われたらしい 目的は知らんがありきたりな展開を考えると俺のいた世界の住人の誰か(しかも俺の知人かオタクみたいな奴かテンプレ勇者)だな
「アドミラル 今日は街が騒がしいそうです ちょっと覗きに行きませんか?」
「どうせ勇者召喚だろ 行くなら街じゃない王城だ」
ニヤッと悪い笑みがこぼれる 勇者に対して興味があるわけじゃないが自分の今後も生活にも関わるし見ておこうという算段だ
「それじゃあ 姿隠す物を用意しないとですね」
「外套は用意してある顔もほぼ隠せる」
俺はヲ級のマントがモデルの外套を羽織る ユリウスには江風のマントをモデルの外套を手渡す 付属のフードを被り転移で王城に侵入する
「おっどうやら召喚に成功してなんか会話してるな」
現在俺達は王城の謁見の間の天井付近に隠れてる
「みたいですね ここからどうするんですか?」
「まぁ見てろって【魍魎「二重黒死蝶」】」
赤と青の無数の蝶が縦横無尽に謁見の間に広がる(殺傷能力は無くしてあるから綺麗なだけ)
「うわぁ 綺麗ですねぇ おっと これ以上喋ると気づかれそうですね(小声)」
「な、なんだ! 何だこれは!誰がやったんだ!?」
「コレ....弾幕?」
「この蝶ってスペカじゃない?」
「だよな てことは転生者か他に勇者召喚された奴かだな」
「触れても私達ピチュらないね てことは無害ってことだよね」
「お、おい 君達 一体何を言ってるんだ?私にも分かるように説明してくれ!」
「コレは何故か殺傷能力はないですが俺達が居た世界のゲームで出てきた技の一つです」
「今の2種の蝶が舞ってたって事は二重黒死蝶?なら嬉しいなぁ 私あれ綺麗だから好きなんだ」
おっほほーう やっぱり国王と近衛騎士は警戒するよなぁ 勇者は何が起きったか理解出来てない 勇者の仲間さんはこれがスペカであることそして二重黒死蝶であることまで見抜いたか
「ん?二重黒死蝶が綺麗で好き?聞き覚えのある声が二つあった....もしかして弟子共か?」
「お知り合いですか?」
「恐らく勇者以外は友人であり弟子だ 前の世界のな」
「アドミラルは何かを教える存在だったんですか 将来教師とかはじめそうですね」
「ははは まさかな それよりもそろそろ降りて驚かしてやろうか 無論 フードは被ったままな」
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