ありきたりなギルドと学園生活

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「師匠の場合 以上っていうより異常って言った方がしっくりくるな」 「ほんじゃ 模擬戦だ 怪我に気をつけてやろうぜ」 「おい 貴様 この俺にぶつかっておいて謝罪だけで済むと思ってんのか!」 おいおい貴族かよ 何処の世界にも〇フォイは居るのな テンプレすぎじゃね? ぶつかったの誰よ ってマジかよおい なんでよりによってユリウスお前なんだよ 「あ~あ フェルディナントと絡んじゃったかぁ 」 「フェルディナント? なんか戦車みたいな名前だな」 「フェルディナント・アリツァル、アリツァル家の面倒臭い貴族だよ 上級貴族の中でもトップクラスの嫌われ者でね 領土内の税は酷いし階級分けすら醜いんだ」 「うわぁ 典型的な駄目貴族じゃん」 「ぶつかったのなら謝るのは常識だ、とアドミラルにいわれているものだからな 謝ったのだ 何がいけない」 「ふん 謝罪一つで許されるなど有り得ないんだよ そうだな お前俺の女になれ そしたら許してやるよ」 「貴様の様な話の通じない阿呆の元へ行くつもりなど毛頭ないわ」 「ふざけるな! 如何しても嫌だと言うなら決闘だ!」 「決闘を受ける受けないを決めるのは私じゃない アドミラルだ まぁ例え決闘になろうと私がやる訳ないだろう」 「とんでもねぇ奴に絡まれたなユリウス どれ一丁主人が決闘を受けてやるか」 「ならばこの決闘で俺が勝ったらお前は俺の奴隷に そこの女は俺の者になれ」 「ほう 決闘は勝者が敗者に要求できるのか」 「それも敗者は絶対に従わなきゃいけないのよ エンヤ」 ふむ なるほど一理あるな 「まぁ俺が勝ったとしてもこんな屑に望むことなんて死くらいだがな」 「なぁ マスター この決闘 使い魔も参加可能らしいがどうする?」 「師匠負けないでね~」 「おい あの師匠に勝てるのなんて姉さんくらいだろ」 「おいコラ馬鹿弟子 此処にいもしない姉貴を口にするな マジで現れたら洒落にならん」 あの人がこっちに来てたら笑えねぇよ 「それでは決闘を始めるでよろしいか?」 いつの間にか近くに来ていた教師に問われる 「あぁ 今から始めても構わんぞ なんなら武器無しでも構わんからな」 「調子に乗るのも今限りだぞ 愚民め」 決闘用に防死結界が展開される
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