ありきたりな異世界生活(砂利道感)

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おっ 向こうから契約を切り出してきた これはチャンスだな 「折角だし契約じゃなくて盟約にしようぜ 主従関係ってのもあんまり好きじゃないからな」 いくら使い魔とはいえラフな関係がベストであって縛ることじゃないと思うしな うん 『盟約はいいが貴様に我と交わし合うだけの魔力はあるのか? ないのであれば盟約は無理だ』 「そこは気にするな そこそこ持ってる自信はある」 『っふ その言葉信じるぞ では始めようか』 「我汝に求む、我が希望し呼び声に呼応せよ」 『我汝に従う、我汝の盟友なりて馳せ参じよう』 「我汝に求む、我が望し時我と共に敵を討て」 『我汝に従う、我は汝の刃となりて汝が敵を討ちましょう』 「我汝に求む、我が狙われし時我を護れ」 『我汝に従う、我は汝の盾となりて汝を如何なる時も護りましょう』 「我汝に問う、汝は我のなんなりか」 『我汝に答える、我は汝の使い魔にて盟友である』 「我は此処に汝との盟約を結ぶ」 『我は世界に主との盟約を結ぶ』 「『死が我らを分かつまで共に生きることを誓おう」』 俺の手首に龍の紋様がブレスレットの様に刻まれる 同時に使い魔盟約を終えた龍の額に碇マークが赤く発行したと思えばスグに黒くなって消えた 「おっし 使い魔盟約は終わり と言いたいところだが魔力を半分ずつ交換しないと完全には終わらないからな」 と言いつつ俺は龍の額から龍は俺の手首から互いに魔力交換を行う 此処で魔力が足りなかった場合盟約は中途半端に成立しほぼ意味を為さない 『私と魔力を交換できるような人間が居るとはやはり人は興味深いな』 「コレにて盟約は結ばれた 折角だし自己紹介しようか 俺はすずt...いや エンヤ=スズツキだ この狐仮面は...なんとなくだ 強いていえば憧れだったからかな」 『私は名前はないんだ 人にはブラッドイフリートと呼ばれている 所謂六柱龍と言うやつだ』 「じゃあ使い魔だし 俺が名前をあげよう だがその前に龍の姿だと目立つし人の姿になれねぇ?無理ならこっちでなんとかするんだが」 実際六柱龍なんて存在を連れて歩くには目立ちすぎるからな 『名を頂けるとは嬉しきかな だが済まないな 私には人の姿になる力はないのだついのこの間代替わりしたばかりでそこまで強くないのだ』 「ふーむ なるほどじゃあこっちで何とかするか」
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