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「ユフィ、僕らもそろそろおいとましよう。」
「えぇ、そうね。」
「マーさん、今夜はご馳走さまでした。」
「いえいえ、御礼を申すのは私の方に御座います。」
今宵のような甘く優しい夜には、あまり出会えませんからねぇ。
「そうだマーさん。他の場所に御店を出したら僕らはどうやって来ればいいんでしょう?。」
「でしたら此方を。」
「名刺?。」
「その名刺の裏を見てください。」
「バーコードリーダー?。」
「はい。私のLINEです。
当日の御昼にはどこに出すか御伝えしております。
それと同時にこちらも。」
「これは?。」
「移動用の魔方陣です。
それに手をかざせば、この御店の近くに転移することが出来ます。」
「便利ですねぇ。」
「ふふふっ。」
「では僕達はこれで。」
「御気を付けて。
またの御来店、御待ちしております。」
それから暫くした後、御客様方は各々の国、世界へと戻られて行かれました。
甘く優しい夜が段々と明けていき、朝日が昇り始めました。
「さてさて、そろそろ魔王城に戻りましょうか。」
私は転移魔法で御店ごと魔王城に戻り。しばし床についた後に今度は魔王としての責務に専念させてもらいました。
さて、この御話は如何だったでしょうか?。
楽しんで貰えたのなら光栄至極に御座います、はっはっはっ。
えっ?、別な話も無いのかと?。
はっはっはっ、それはそれは。それでしたらまた次の機会に御話させて貰うことに致しましょう。
え?、次はどんな話かと?。
そうですねぇ、でしたらこんなのは以下がでしょう。
太陽のような暖かさと月のような冷たさが感じられる御話は。
題しまして。
“太陽と月”
え?、まんまじゃないかって?。
まぁよいではないですかはっはっはっ。
では、またのお越し、お待ち申し上げます。
そうそう、今夜のBGM は
“BABYMETAL ”さんで。
[ギブチョコ!!]、でした。
それでは、よい夜を。
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