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「天はなんて無慈悲なの…いっその事この私を連れて行けばよいのに…なのに何故ーー」皇后
「お母様ーー」若草宮
「一体何故だ、どうして急に…」帝
智康様の突然の死に深い悲しみで包まれていたのでした。
そして翌朝、事態は更に深刻な問題になっていったのです。
「陛下、今ここで皇太子様が逝去なさり新たな立太子をせねばなりません」左大臣
大臣達は新たな立太子を求めるために智康様が逝去された次の日から帝にその話をしたのでした。
「待つのだ、智康が逝去してまだ1日しか経っていないのにもうその話か…」帝
「申し訳ございません陛下…ですがこれは朝廷とこの国に関わる事なのです。」右大臣
「誠に恐れながら、今この状況で他の世継ぎ候補となる皇子様は居られないのです」大納言
「しかし、皇后がまた皇子を授かるかも知れぬではないか」帝
「しかし陛下、皇后様が皇子様を産むのに皇女様を産んでから8年後にようやく出産されたのですよ」大納言
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