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「そうか、では辞令は改めて出す故に、今日は家に帰ってよい。」帝
「ありがたき幸せでございます、陛下」道長
それからまもなくして、道長は皇居を後にしたのでした。
それから道長は、そのまま皇居を離れた後、皇族達の住む離宮の近くにある紅葉を見に行ったのでした。
「なんと美しいのだろう…あの方はお元気だろうか」道長
「道長殿……」若草宮
後ろから声が聞こえ道長は振り返ると、呆然と立ち尽くした姿の皇女様がいたのでした。
二人は驚きながらも互いを見つめ合っていました。
「本当に…道長殿ですか…」若草宮
「皇女、様…本当に皇女様なのですか…」道長
「はい、道長殿ーー!」若草宮
そのまま皇女様は道長の元へと駆けて行くとそのまま皇女様は道長に抱きついたのでした。
そして抱きついた皇女様を道長は優しく受け止めたのです。
「道長殿…逢いたかったですー」若草宮
「私もです…皇女様ー」道長
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