幸せについて考えてみた

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2月14日、バレンタイン。 その日は恋する少女にとっては、勇気を出して関係を進展させるチャンスになり、 既に大好きな人の一番そばにいられる女性にとっては、気持ちを再確認するきっかけになる。 では、男にとってはどうだろう? まず、チョコを沢山もらえるかどうか。 そして、もらったチョコの中に本命がいくつあるか。 自分が好きな相手からもらえるかどうかも重要だろう。 だが、俺が今語りたいのはそんなことじゃない。 どんな男が一番この日を幸せに過ごせるか、だ。 ここで、非常に極端だが、バレンタインデーの結果を3パターンに分けてみた。 一つ目、本命チョコを沢山もらった。 2つ目、チョコは沢山もらったが、全て義理。 3つ目、本命も義理ももらえなかった。 パターン1から考えてみよう。 死んでしまえ、と個人的には思うが、果たしてこの男は幸せだろうか? 1人の男を慕う女性が多いということは、それだけ人間関係が泥沼化する可能性がある。 男の対応1つで、もしかしたら死傷者がでる事態に発展してしまうかもしれない。 故に、この1つ目は端から見ていると呪いたくなるような幸せな状況だが、当人にとってはそうではないかもしれない。 続いてパターン2。 これは深く考えるまでもなく不幸だ。 もらったのが義理チョコでも、男はホワイトデーには必ずお返しをしなければならない。 その義務が発生するだけの義理チョコを沢山もらうことは、財布の中身を寂しくさせるだけだ。 もしも、もらった義理チョコの中に、自分が好きな相手からのものもあれば、さらに落ち込んでしまうものだ。 ・・・・・・まぁ、中にはそれで満足したり、繋がりが出来たと思って、そこから必死にアプローチを続けて幸せを掴む奴もいるかもしれないが。 さて、最後のパターンはどうだろう? 1つももらえなかったんだから、こいつが一番不幸だろうか? 俺はそうは思わない!! 何故ならパターン1のように、本命を大量にもらって同性からは妬まれるうえに、女性同士の関係にまで気を使って苦労したり、 パターン2のように、義理ばかりもらったせいでお返しにお金を浪費し、貧しい生活を送ったりすることは絶対にないからだ。
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