AMANDA

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スタッフ用の通路を抜け、裏口へ出る。 つもりだった。 だめだ。磨りガラスの向こうに人影が見える。 とりあえず、目の前のドアを開け部屋に飛び込んだ。 衣装部屋か何かだろうか。 「ちょっと、関係者以外立ち入り禁止だよ」 化粧台の前の椅子に座り脚を組む女性は、間違いなくさっきの女優だった。 いろんな意味で心臓が飛び出しそうになった。 だって、彼女はまだ裸だったのだから! 肉付きは良いけど腰は細く、下着跡1つない身体はチョコレートでできた彫刻みたいだ。 舞台を見たときは何ともなかったのに、組まれた足の隙間に目がいってしまって、下半身が痛くなって前屈みになる。 とても恥ずかしくなって顔に熱が集まった。 でも彼女は、そんなことは気にもかけていないようで、ミネラルウォーターをぐびぐび飲んでいた。 「早く帰りな、未成年を入れたなんてバレたらこっちもマズイんだよ」
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