AMANDA

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僕は小遣いが溜まると、Under the ROSEに行くようになった。 チケット売り場の老人や常連客にも顔を覚えられ、最初は怒られていたけど、最近ではしょうがない奴だと黙認されるようになった。 アマンダをスタッフ用の通路で最初に呼び止めた時、彼女は大きな目を一層見開いた。 そして、楽屋にさっさと入って無視を決め込んだ。 来るたびにアマンダに話しかけようとするも素っ気なくされ、常連客は僕に同情してくれるようになり、オーナーの耳にも入ったらしく、アマンダと2人で会うことが許された。 「このクソガキ」 楽屋に入るなりいきなり罵倒された。 赤いドレスを纏った彼女はこの上なく不機嫌だった。 「ダンサーになりたいんだって? コイツを紹介してやるから2度と此処へ来るんじゃないよ」 走り書きのメモを胸に押し付けられ、また追い出されそうになる。
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