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「おっ! おめぇらもここで食べるんか?」
おっと、粋な英梨華登場したぞ。
「そうだよ。英梨華ちゃんも一緒にどう?」
「一緒に食おうぜ!」
萌が英梨華を誘い俺も賛同。英梨華が参入すれば俺の鼓動は収まる・
軽くドキドキしてました。萌の可愛さに。
「ありがてい。一緒に食うでい!」
三人で一緒に昼飯を食うことになった。
ふと、周りを見渡すと綾香は違う友達と弁当を食べている。
とても、あの女子の仲に入って誘うのは勇気がいる。
弁当を開けるとしよう。俺の嫌いなニンジン野郎入ってるんだったな。
開けるのが少し億劫になってきた。よし、いざ弁当を開ける!
弁当を開けてみると色鮮だった。
「美味しそうだね。祐也君のお弁当」
「祐也が作ったんか?」
「俺は簡単なのしか作れない。これは妹が作ってくれたんだ」
「すごいなぁ~。あたしは料理出来んからすごいと思うでい」
ごめん。俺もそう思ってたわ。もし、料理出来ると言ったら負けたと思うわ。
いろいろと。
「ということで、一ついただくでい!」
「あっ!」
英梨華はおかず一品を横から奪っていった。
「おお! うめい!」
奪ったおかずはアスパラのベーコン巻。
「このアスパラのベーコン巻うめいでい」
「萌も食べてみるか?」
「えっ?! いいの?」
いや、英梨華を羨ましそうに見てるから可哀そうだと思ったんだよ。
「ほら、食べてみ」
「う、うん」
ベーコン巻を箸で取り萌の口に持っていく。
「ほら、口開けて」
「うん。あーん」
やっば可愛いわ。
周りの女子からは驚きと危険な言葉が飛び交う。
「祐也君、初日で萌ちゃんとの禁断の恋よ!」
「祐也君やるわね」
たしかに可愛いけどそっち方面じゃないぞ。
萌の口の中にベーコン巻を入れると萌は味わうように噛んでいく。
「おいしい~。祐也君。おいしいよ!」
二人とも絶賛した味。あいつが料理上手いのはわかるけど食べてみよう。
ベーコン巻を口の中に入れる。
おお! これは美味いな。
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