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これってもしかして、以前ハル先輩が言っていたことと関係があるのだろうかと気付いた。
それなら、私は構わないって思ったんだ。
「私、いいですよ」
「はっ？」
「ギューよりも、もっと凄いことをしていいですよ。ハル先輩が言ってました。瞬さんは私が思っていることよりも、もっと凄いことがしたいんだよって」
「あの、アホ……！」
かなり怒った顔をしながら一瞬で汗を掻き、顔がリンゴ以上に赤くなって私を引き離した瞬さん。
そして何も言わず、頭を抱えて俯いてしまった。
「……春哉の言ったことは全て鵜呑みにするな」
そして、疲れた声でそう言ったんだ。
瞬さんは、私がハル先輩にそう言われたからこんなことを言っているんだと思う。
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