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第5章 #2
『それにしても三人がかりでもやられちゃうなんてね。』
沖田さんが意地悪な笑みを浮かべて
呟いた。
『その者はあんたと似たようなものだと言ったのだな?』
斎藤さんが私に尋ねてきた。
『…はい。』
俯いて答えた。
『…と言うことはその風間という男も異世界から来たということか…。』
斎藤さんは考え込んだように呟いた。
『その風間って男にほんとに見覚えないの?』
沖田さんが私の顔をのぞき込む。
『…はい。』
俯いたまま答えた。
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