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第7章 #2
『わ、私っ土方さん達に知らせて来ますっ!』
私が口を開くと
『すまないが頼めるか。』
近藤さんが悔しそうに唇を噛み締めた。
『ビビ!気を付けろよっ。』
『何かあったら伝令なんか忘れてすぐに逃げろ。』
平助くんと新八さんも気遣ってくれた。
『ありがとうございますっ。じゃ、私は…っ』
そう言って四国屋に向かおうとした時だった。
『…ふん。まさか女に頼るとは。』
『…っ!!』
低く冷たい声が響いた。
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