第9章

3/26
前へ
/35ページ
次へ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 『よお、お姫様。』 『…っ!!』 闇夜に突然現れたのは 『…し、不知火(しらぬい)さんっ!』 窓の外にある大きな木の上から ふわりと風に乗るように 私の部屋へと入ってきた。 『へえ。女の部屋にしちゃあ殺風景だな。』 部屋を見渡して呟いた。 『な、何しに来たんですかっ。』 声を荒げた私に 『そう警戒すんなって。別に取って食いやしねえからよ。』 不敵な笑みを浮かべた。 .
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加