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『よお、お姫様。』
『…っ!!』
闇夜に突然現れたのは
『…し、不知火(しらぬい)さんっ!』
窓の外にある大きな木の上から
ふわりと風に乗るように
私の部屋へと入ってきた。
『へえ。女の部屋にしちゃあ殺風景だな。』
部屋を見渡して呟いた。
『な、何しに来たんですかっ。』
声を荒げた私に
『そう警戒すんなって。別に取って食いやしねえからよ。』
不敵な笑みを浮かべた。
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