第8章 #2

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ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーーー 土方さんの部屋を出て 最後に向かったのは沖田さんの部屋。 『…沖田さん。ビビです。』 私の呼びかけに 『………なに?』 少し間が空いて返答があった。 『少しお邪魔してもいいですか?』 すぐに迎え入れてもらえなかった事を 少し不安に思いつつ声を掛けた。 『……どうぞ。』 また少し間が空いて 沖田さんは答えた。 『…失礼します。』 ーーーーーガラッ 『……………。』 ふすまを開けると 沖田さんは窓際に腰掛けて 空を見上げていた。 .
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