第8章 #2

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ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 『…あ、あの……』 私はその場に立ち尽くしたまま 沖田さんの顔色を伺う。 『…………。』 でも沖田さんは無言で 空を見上げていた。 いつもと雰囲気が違う。 それは部屋に入る前に 声を掛けた時から気付いていた。 『…そんなところでボーッとしてないで座ったら?』 目を合わせることなく言い放った。 『……はい。』 私はその場に腰を下ろす。 『…………。』 『…………。』 どこか不穏な空気が流れる。 怒っているのか、 ただ単に機嫌が良くないのか、 はたまた私と話す気分じゃないのか、 何かは分からなかったけど でも確実に いつもと様子が違っていた。 .
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