0人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『…すみませんでした…』
頭を下げたというより
俯いたようになってしまった。
『…………。』
今まで見たことない沖田さん。
いつもは意地悪ばかり言って
無邪気に笑っていたのに
今は違う。
すごく遠くに感じる。
『…すみません…』
『うるさいなぁ。』
私の言葉を遮った。
『謝る必要はないし、その言葉あと何回言うつもり?』
『…っ。』
再び私に視線を移した沖田さんは
ひどく険しい表情をしていた。
.
最初のコメントを投稿しよう!