第8章 #2
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『なに?健気なふりしてるつもり?』 『…っ。』 沖田さんの声は明らかに 不機嫌だった。 『君がどこから来たかとか何者なのかなんて僕には関係ない。』 不思議と涙は出なかった。 『…僕はみんなとは違う。』 その時に気付いた。 『いつでも君を斬れる。例え君が死ななくてもね。』 本当に辛くて悲しい時は 涙なんか出ないんだと その時 初めて気が付いたんだ… .
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