第8章 #2

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ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 『…………。』 私は自分の部屋に戻り 窓に向かって腰を下ろした。 日が傾き始めて 空は橙色に染まっていく。 『…………。』 自分の手のひらを見つめる。 この手で刀を持ち 人を斬った。 あの滾るような胸の痛みは あの時だけの衝動なのか… それともあの時から私は 何か特別な力を手に入れてしまったのか その答えはきっと 風間さんしか知らない… .
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