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第10章 #2
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『よかったね、としぞー。ビビちゃんに気に入ってもらえて。』
沖田さんがとしぞーを撫でる。
『副長は賢いお方。皆に気に入られて当然だ。』
斎藤さんも優しい笑みを浮かべて
しゃがみ込み、としぞーを眺めた。
『毛並みも綺麗だし美形だし。としぞー、かわいいっ。』
三人でとしぞーをあやしていると
土方さんが振り返って口を開く。
『次、屯所に犬やらハツカネズミが迷い込んで来やがったら名前はソウジ、サイトウ、ビビだからなっ!』
眉間にシワを寄せて声を荒げて
土方さんは屯所に戻って行った。
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