第12章 #3

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第12章 #3

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 『…その後、我ら三人も一つの条件のもと新政府軍に屈することとなります。』 天霧さんの言葉に 『…その条件っていうのは…』 一つの仮説が頭によぎった。 『…鬼丸を返してもらうことを条件に我々は降伏したのです。』 『……っ。』 私の仮説は天霧さんの言葉によって 立証された。 私の目の前にあるこの刀は 柳生さんの形見なんだ… 『それからと言うもの、我々鬼一族は人間の言うままに契りを交わし段々と純血鬼も減っていきました。』 『…………。』 前に風間さんが言ってた… 純血な鬼も人間も減ってしまったと… .
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