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第16章 #3
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『…沖田さん。ビビです。』
ふすま越しに声をかける。
『……………。』
声が返って来ない。
『…沖田さん?』
『……………。』
やっぱり返事がない。
『…開けますよ?』
ーーーーーガラッ…
そっとふすまを開けると
『…あれ。』
部屋には誰も居ない。
お風呂かな。
それとも稽古かな。
私はふすまを閉めて
違う部屋に向かった。
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