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第19章 #2
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ーーーーーカチャ
私は腰に差していた国綱を鞘ごと引き抜く。
『…これは太刀国綱。鬼をも斬るとされる刀です。』
ーーーーースッ…
そう言って私は自分の目の前で
少しだけ国綱を鞘から引き抜く。
『…私を止めたい時は私からこの刀を奪い、私をお斬りください。』
他人の命を操る私も
自分の命を懸けないといけない。
『…全て覚悟の上です。』
もう二度と迷わない。
平助くん…
近藤さん…
沖田さん…
みんなの命を操り、背負うことに
私の志と覚悟と命を懸けます。
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