第19章 #2

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ーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーカチャン… 私は国綱を鞘におさめ 私と土方さんの間に置いた。 『……………。』 私は三つ指をつき、頭を下げる。 『……………。』 土方さんはしばらく無言だった。 新撰組、鬼の副長 土方歳三。 近藤さん亡き今、この新撰組を 率いている実質上の局長。 私のやろうとしていることが 間違っていると、 私の存在が邪魔だと下すなら 土方さんはきっとこの場で 私を斬り捨てるだろう。 だからこそ、新撰組内外の人たちが 鬼の副長と呼び、恐れられた人… .
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