第25章 #2

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第25章 #2

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 『………っ。』 前に天霧さんが言ってた。 【 銃弾に倒れた柳生の亡骸は当時のメリケン国、現代のアメリカへ渡っていたのです 】 【 外国で柳生は解剖、分析され新たに命を吹き込まれ我々の前に現れた 】 『………っ。』 どういうこと…? その記憶が柳生さんにも、ある… ーーーーードクン。ドクン。 『………っ。』 息苦しい感覚に襲われる。 だとすれば、最期の記憶も… 【 …風間が、柳生を殺しました 】 『ーーー…っ。』 私は柳生さんに視線を移す。 風間さんはしっかりと柳生さんの 手を握り締めていて、 不知火さんと天霧さんも 柳生さんのすぐそばにしゃがみ込んでいる。
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