撫子

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咲「そういうのは彼女に言えよ!!」 いいよな…イケメンは…モテて…。 啓「あ…あの!!」 後ろから声をかけてられふりむくと嫌いな顔。 なんで朝からこんな嫌な思いをしないといけないんだよ…。 俺は忘れないぞ、あの愛しのパフェを壊した野郎を……。 啓「昨日は大丈夫でしたか?その…元々は私が種をまいたんです…すみませんでした!!」 急に大声で謝ってきた。 おいおい、ここ学校の前だぞ…他人からの視線がイタイ…。 『なにしてんだ?こんなとこで?』 『クスクスクス』 『てかあんな可愛い子、俺たちの学校にいたっけ?』 咲「分かった!!分かった!!許すから!!だから顔をあげて!」 啓「こんな災厄な私を咲闇様は許して下さるのですか?」 咲「許す!!許すからー!!」 ……。 なんとか今にも泣きそうな副会長の顔をあげてさせて教室の前までついた。 ここまでの道のりで疲れてしまった。 他人からの視線はイタイし副会長は泣きそうだし…ホストに声をかけられるし…。 はぁ…。 咲「やっと安心の教室だよぉ………( ・◇・)……」 疲れきった足どりで俺は教室のドアを開けた。そして閉めた。
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