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そのハンバーグを見て、俺の顔が思わず緩む。
「賢人ってさ、ハンバーグ作るのホント好きだよな」
なんて俺の言葉に、賢人はクスクスと笑った。
「だって…勇希は俺の作ったハンバーグ大好きなんだもん。それに、初めて作った時めちゃくちゃ誉められて嬉しかったから…」
「ふふっ…確かに俺は賢人のハンバーグ大好きだよ。ありがとな、賢人」
俺は賢人に対してニッコリと笑った。
それを見た賢人がほんのりと頬を赤くする。
はあぁ~、可愛いよぉ…。
なんで俺の前だとこんなに可愛くなるんだ…!
もぉ…キュン死にしそう…。
「…………すき……」
「へ?」
「なんでもないっ。ほら、早く食べよっ」
賢人に促され、俺は一度いただきますの挨拶を軽くしてから賢人作のお弁当を頂いた。
…さっき賢人はなんて言ったんだろ?
まぁ、大したことじゃないかな?
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