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「ごちそうさま。勇希のお弁当、すごく美味しかったよ」
「こちらこそ。賢人のもすごく美味かった」
青空の下での昼食を終え、俺と賢人は空になったお弁当箱を交換した。
外はポカポカしていたし、今まで以上に美味しく感じた。
「なぁ、勇希」
「ん?」
午後の講義まで時間があった俺と賢人は、そのままベンチに座っていた。
ペットボトルのお茶を飲んでいた俺に、賢人が声をかける。
「明日からさ、ゴールデンウィークだよな?何か予定とか決めてる?」
そう、明日からゴールデンウィークに突入する。
今年はゴールデンウィークに突入するのが早い気がする。
「予定?何も決まってないなぁ。家で過ごすかバイトかなぁ」
「そっか」
「賢人は?何か予定はある?」
「俺もだよ。家とバイトの往復になるかも」
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