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ボフッと俺は自分のベッドに沈み、その上から俺を押し倒してきた賢人が覆い被さる。
俺を見据える賢人の瞳はギラリと輝いており、おまけにこれでもかっていうくらい大人の色気を感じさせる表情を浮かべている。
つまり、俺を狙う顔……。
その瞳と表情に、俺の心臓は今にも破裂しそうになった。
「勇希…」
賢人の声は相変わらず低く艶やかで…。
見た目だけじゃなく声までカッコいいってずるいよ……なんて改めて思ってしまった。
俺の名前を呼んだ賢人はゆっくりとじりじりと俺に顔を近づける。
そしてそのままジッーと、俺の瞳を見据える。
たったそれだけなのに、身体がじわじわと熱くなってきたのだ。
なんかこれ……焦れったい…。
キスしたいなら早くキスしてくれないと、俺の心臓がもたないぞ…。
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