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何とかそこまで這っていって、紙を手に取りじっとみる。
・・・・・ここから、出てきたと考えるのが妥当よね・・・。
でも、でもでも、何で!?どうして?ここは21世紀の日本でしょう!?どうして一体こんなことが起こるわけよ!?
瞬間的にあたしは大パニックになり、その場でごろごろ転がる。心臓は大きな音を立てて荒れ狂い、涙まで出てきて体は震えだす。
「・・・いや・・・だって・・・そんなめちゃくちゃな・・・」
握り締めた手の爪が光る。そこにあるあの星型を見詰める。
「――――――おばあちゃん・・・」
ハッキリしているのは、これが、あたしへの『いいもの』だってことだ。
ああ・・・ダメダメダメダメ、全部、判らない――――――――
深夜、あたしの世界は回る。ぐるぐると回ってもう何が何だか判らない。天と地が入れ替わっていつまでも回り続ける。
そしてあたしは気を失った。
パジャマ姿で、居間に転がっていた。
本日のあたしの一日、こうして終了。
その半時間後、『絶世の美男子』があられも無い格好でやってきてあたしを抱き上げ、布団まで連れて行ってくれたことは、勿論あたしは知らない。
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