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奥村佳子(おくむらよしこ)
元々オペレーターだったパイロット、7月10日生まれの十六歳の十尉。〈零式〉二番機強襲用パーツを任されていたが今は乗り換えている。オペレーターを辞めたのは、市川加奈子の負傷に責任を感じてからか。パイロットに転科したのだが、訓練を特別重ねるタイプでは無く、平々凡々としたパイロットになった。それでも生き延びているのだから実際の所良く分からない。戦いには技術やセンスだけで解決出来ない要素が絡んで来る物なのだ。
今は〈参式〉一番機を任せられている。泉谷や小関と共に、第102特殊小隊の主力として沙世に使われる事になる。
九州が孤立して行く現状を、彼女は受け入れている。どっち道、彼女達が戦わなければこの国の勝利は無いと分かっているのだ。そういうパースペクティヴでの状況把握は出来ている。
本作で、彼女はどういう決意で戦場に出るのか――?
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