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僕は店員のレナさんに、「彼女がどっかに行ってしまったので、分からないけど・・・。この桜色の首飾りが欲しいのですが」といった。
「あっ、申し訳ございません。こちらは取り寄せ商品となっていますので、1週間ほどお時間を頂いていますが、宜しいでしょうか?」
「あっ、1週間なら大丈夫です。お願いします」
僕は店員のレナさんに答えて、その商品を取り寄せてもらった。
「では、こちらのチョーカーですね」と、レナさんはいって、予約用紙に『桜色チョーカー』と書いてから、「それでは、こちらに住所とお名前、ご連絡先の電話番号をご記入いただけますか?」といって、用紙を渡された。
僕はレナさんにいわれるままに、用紙に記入していく。
記入し終わると、渡した用紙を表の用紙を僕に、2枚目のカーボンで写された用紙をレナさんは予約ファイルに閉じると、「それでは入荷しましたらご連絡いたします」と丁寧に挨拶をしてくれた。
僕は店を出ると、キョロキョロとあたりを見回す。すると、数軒先のフード店に僕の彼女のレナがいた。
僕はそこまで急いでいくと、レナはその僕の姿を見るなり「ごめん。お腹空いちゃって」と舌を出して可愛い表情を作りながら謝った。
こういった時のレナが見せる表情が堪らなく好きだ。と、思っていた。
しかし、この時僕の脳裏を過ったのは他でもない。店員のレナさんだった。
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