第四章 彼女の秘密

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余命一年、高校には通えず、自分は死んでしまうかもしれない。それでも咲良は、みんなと一緒に進学したかった。もちろん、死ぬ事は誰にも言わずに。 それから咲良は、一生懸命勉強し、高校受験に挑んだ。 しかし、身体は徐々に病に蝕まれていき登校が厳しくなった。受験シーズンに入り、自由登校になったのが救いだった。 そして咲良は、都内の公立高校に合格した。
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