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あれから一年。
僕は、桜並木の道を走っていた。
今日から新学期。なのに、寝坊するなんて最悪だ!
なんだかデジャヴを感じながら、駆け抜けていく。
その時、一陣の風がさっと吹いた。
瞬間桜の花びらが、僕を囲うように舞い、彼女があどけない顔で笑ったような気がした。
僕は急ぐのを止め、一年前の彼女のように、桜を見上げてみた。
「ほんとだ。すごい綺麗だ…」
僕は今、あの時の彼女と同じ風景を見ている。
《一期一会》
一生に一度の出会い
君と出会えた事は僕にとっての奇跡
『完』
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