99人が本棚に入れています
本棚に追加
「うぴょおおおおっ」
ゆうみに頭突きされた衝撃で、貴也はイケメンが台無しになる奇妙な叫び声を上げ、テーブルに顔面をぶつけ、にぶい音を立てた。
「は、はは萩原君!大丈夫かい?」
茂野課長がいつもの早口を更に高速にして叫ぶ。
「お――っ!ゆうみの反撃~決まった――!
ドゥルドゥルドゥル……」
昌美は、いつの間にか泥酔していた。
テーブルに突っ伏したままの貴也の背中をバーンと殴り、狂喜する。
「ちょ、丸谷さんてば何をしてんですかっ!
萩原さんっ!しっかり!」
大池が慌てて昌美の腕を引っ張り貴也からひっぺがそうとするが、二人は折り重なって畳に倒れ込んでしまった。
最初のコメントを投稿しよう!