【私】2月15日

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と… ふと、私は… とある小さな公園の前で足を止めた。 この公園は、私の通勤路の途中に有って、私は毎日ここを通っていた。 その公園の隅っこの木の下のベンチに、ちょこんと腰掛けて夕焼け空を見上げている小さな男の子が、いた。 「よく考えてみると… あの男の子…ここ最近、毎日の様にこの時間になると見掛けるわね…」 いつも… あんな風に公園のベンチに座って、一人で空を見上げている。 いくら綺麗な夕焼けとは言っても、まだ寒い2月。 他の子供達は、誰も遊んでいないと言うのに、いつも一人であそこに座っている…。 「もしかして、あの子… クラスでイジメにでもあっているのかしら…」 何となくそんな事を考えた。 「あ!そうだわ!!」 と、その時、 不意に、私の中に『ある考え』が浮かんだ。
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