第1章

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俺は毎年、独りで桜を眺めていた。 一緒に花見をする友達なんか誰も居なかった。 いや、俺には友達が誰も居なかったのだ。 だけど、今年は…春馬が隣にいる。 それは…桜色パンツからの、衝撃的な出逢いだったけれど。 俺はもう…独りじゃない。 「桜…綺麗ですね」 「…そうだな。まぁ…お前のパンツには劣るけどな」 「ちょっ…せ…せんぱい!?////」 「アハハッ」 今年の桜は一段と美しく…そして、優しく微笑んでいる様に見えた。 ―おしまい―
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