卒業検定

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卒業検定

 俺は運転免許を持っていなかった。教習所に通った。居眠りするムカつく教官がいたが、彼の娘が超美人だったので付き合った。  玲子ってゆーんだけど。  肩が凝ったな?小説を書くのは関節に悪いな?  火沼って田舎街にある免許センターで学科試験があった。100点で合格、99点…………あと1点で合格だったのに!受付の可愛いネーチャンに駄々をこねた。 「愛ちゃん可愛いね?こんなところやめて、ゴースト出版で働かない?25万でどうかな?」 「結構です!」 「あぁ、そうかい!じゃあ死ねや!義理も人情もねーってのかい?」 「次朗長みたいね?」 「おっ?任侠好きなんかい?」 「ギリギリ頑張ってるんですし、許してあげますよ」 「分かってんじゃねぇか!」  屍がまた増えるところだった。  こうして俺は戦車の免許を手に入れた!  
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