第二章 王道転校生

4/9
前へ
/123ページ
次へ
なんでだよ名前で呼べよ? 「なんで名前で呼ばないんだよ?」 俺の心の中を代弁してくださりありがとうございます。 って王道転校生か!!! 「ッチ、うるせぇ。」 おい、仮にも先生だろ。 まぁ、腐男子的にはありがたいんだけどね? でも、もしかして…… 「もう友達なんだから名前で呼べよ?」 あ、うざい王道だ。 「なにあれ、ただのオタクじゃん。」 「イケメンだって期待したのに。」 「キモッッッッ」 「王道キタコレ!!!」 テンプレ通りの言葉だな。 おい、一番最後のやつ語り合おう!!! 「おい、お前。名前なんていうんだ?」 フラグきたー!? 「俺はこのクラスの委員長の双木です。」 「俺は篠木葵(しのきあおい)だ。よろしく。」 あまりよろしくしてほしくないけどな。 この後はテンプレ通りに王道転校生こと篠木君に学校案内をし、篠木君は俺の隣の一匹狼の黒田君を惚れさせていた。 てか、副会長イベントはあったのかな?腐腐腐。 「また妄想してるのか?」 「違う!!!想像してるんだ!!!」 「お前の想像は妄想と言う。」 「酷くない!?」 そんなこんな話していると、親衛隊の皆さんが此方へ走って来るのがわかる。 因みに俺と明臣にも親衛隊はいる。生徒会ほどじゃあないけどね!!! 「大変です。雄輔様、明臣様、制裁が発生しました。」
/123ページ

最初のコメントを投稿しよう!

286人が本棚に入れています
本棚に追加