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「君たちかな?制裁をしたのは?」
「あ、ゆ、雄輔様…………。」
3年生のチワワちゃんたちに声をかけると、本物のチワワのようにびっくりしたね。
普段なら可愛いと思うけど、今はそんな気分じゃあないんだよね。
彼らはどこの親衛隊にも属さない一般生徒。
だけど制裁や追っかけ等が激しい裏の親衛隊、「エデン」に所属していた。
「すいません。ほんの出来心だったんです。」
「それで、済むとは思ってないよね。」
「はい。」
まぁ反省もしているし良いか!
うん?チワワちゃんたちの手や足、顔に絆創膏やシップが貼ってある。
「この怪我、どうしたの?」
「えっ?それは、その……」
「俺たちがやった。」
うわっ!!風紀が来やがった。
「そんな嫌そうな顔をするな、俺の未来の妻。」
「誰が誰の未来の妻だって皇?」
「雄輔に決まっている。」
はい、死ねッッッッ!!!
チワワちゃんがビックリしてるだろうが!
因みに皇とは、俺の幼なじみの有栖川皇(ありすがわこう)である。
この学校の風紀委員長である。
あと、変態である。
「そんな約束した覚えはありませんけど?」
「何だと?あのと「はい、黙れ!!!」はい。」
「雄輔。」
「何ですか?」
「明臣には近づくな。」
「うるさい。」
とにかく。
「彼らに謝って下さい。」
「何故だ。」
「彼らはもう反省してる。傷つけることはないでしょう。あと、退学はさせなくていい。」
「悪かった。」
「雄輔様。ありがとうございます?」
よし、これで一件落着だな。
「そうでもないぞ。」
「明臣!?」
どこから沸いて出たんだ?
「生徒会が暴れ始めた。」
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