ボーダーライン

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午後の繁華街は時より流れてくるすえた臭いと、歓楽街の従業員達の派手な服装に目がいく。 昼なお暗い路地から聞こえる声、居並ぶ配達のクルマ達。 コンビニで求人情報誌を買う。 店内には派手な男女に女子高校生か。 いっそ夜の世界に飛び込んでみるか? 30そこそこだからまだイケるんじゃないか? いやいや、男でも日頃から身の回りを飾り立てている様な男でないと そう需要は無いに違いない。 バーや風俗の店員なんてそうそう続くものでもないだろう。 そう考えながら風俗関係の冊子を眺めていると女子高生と接触した。 「あ!ごめんなさい、大丈夫?」 「あ、はい」 女子高生は怪訝な目で俺を見ながら軽く会釈した。
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