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ルナの躰が揺れる度に、縛り上げられた手首に針金のような蔓が食い込む。
手首の痛みに顔をしかめるルナの前に立つとグレイはルナの顎先を指でつまんだ。
「痛むか…だが直ぐに快楽で忘れる」
「……っ…」
顎をつまんだ指で首筋をなぞり下りていく。そしてささやかな膨らみを揉みあげるとグレイは固くなった乳首を口に含んだ。
ルナは急な痺れにあっ、と声を上げる。
強い吸引に子宮の奥が疼く、乳首を甘く噛みながら、グレイはルナの片足を抱えるとバスタブの縁に持ち上げた。
足元に土台が出来たせいで、爪先立ちしていたルナのバランスが崩れる。
その拍子に尚更縛られた手首に重みが掛り、ルナは痛みで声をくぐもらせた。
開かれた白い丘の裂目。そこからは生命の源が溢れ続ける。
グレイは白い膨らみから視線を下に移した。
乳首に吸い付いていた唇はルナの胸から脇腹へと辿り、綿毛の横を通り過ぎて太股に伝い降りた赤い雫を舌先でゆっくりとなぞり上げる。
生温かい感触が赤い雫を上へと舐め上げながら、ルナの太腿のつけ根へと近づいてくる。
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