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自殺......
首吊りがはやってるってらしいが......
でも大便や小便が垂れ流しになったら汚いし......
睡眠薬飲んで手首切ってお風呂場に手首をつける方法......
赤い血がだらだら流れたり、切るのも痛いし。これもどうかと思う......
綺麗に死ねるのは雪山に行って凍死とか......
しかし今夏だから冬までま待たなきゃいけないか......
「そこの兄さん」
自殺の方法をぼっーと考えていた時、誰かが俺に声を掛けた。下を向いていた俺は顔をあげた。
年は80くらいだろうか。185cmある俺から見ると160cmくらいの小柄のじいさんがいた。
青いアロハシャツに短パン。そしてわらの帽子。粋なスタイルのじいさんだった。
俺は死んだじいさんを思い出し目頭が熱くなった。
「そこの下に100円玉ころがったんやけどとってくれんかな。」
「あ うん......」
落とした100円玉がベンチの下に転がったらしい。
このじいさんが落としたという100円を探して拾うと爺さんに渡した。
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